• 北島 三郎歌手

    「日本人ははるか昔から、山の恵みを暮らしに役立ててきた。木樵は、木を伐りだすだけでなく、森を育て、寡黙に生きている。私たちも…目には見えない根っこの大切さ、重ねた年輪への感謝を忘れずにいたいものだ。」

  • 隈 研吾建築家

    僕の仕事、作品も「木樵」のみなさんの力と伝統が無くては成立しない。日本という森の国の進むべき途のヒントが詰まっていた。

  • 石丸 謙二郎俳優

    山を守り育てて生きるカッコ良さを、現代の樵に教えてもらった。久々に樹を切りたくなりました。

  • 涌井 史郎岐阜県立森林文化アカデミー学長

    「森林教育を担う立場からも、この映像を通じ、普通であり続けながら、少し明日に向かいながら、大自然と共に生きる素晴らしい職業分野の存在を多くの若者に感得してほしい」

  • 渡邉 正樹東京学芸大学教授

    木樵は常に危険と向かい合いながら山林を守り続ける厳しい仕事だ。この作品は失われつつある木樵の技と気宇壮大な山々を,確かな目を通して映し出した貴重な記録である。

  • 後藤 治学校法人 工学院大学理事長 特定NPO法人 伝統木構造の会・顧問

    木造建築関係者必見。日本の木は山で育つ。木を伐採し社会に送り出す人の仕事と日常から、それが当たり前のことではないことを、この映画は我々に語りかけてくれる。

  • 伊藤 栄一森のなりわい研究所(下呂市)

    この映画は、時間の流れの中で培われた「山村の暮らし」「森とのかかわり」が、戦後の日本の変化に翻弄されつつ、「現在」の中でも、その「心」を継承していることを語っている。映像に記憶された「山の暮らし」が、今後、どのように継承されるか、または消えていくのか。それを考えさせてくれると同時に、後世の比較検証を可能にしてくれる「記録」としても、価値のあるドキュメンタリーだと思う。

  • 朝倉 美江金城学院大学教授

    気候危機、格差の拡大に当面する今、縄文時代から続く木樵(きこり)の生き方は、森や動物と人々が共に生き、地域の文化を創り、そこに悠久の時があることを豊かに伝えてくれる。

  • 大倉 正之助重要無形文化財総合指定保持者 能楽師

    木樵(きこり)とは山を守る人のことでもある。
    山を守るということは、海を守ることにも繋がる。
    そして海を守るということは、地球環境を守ることにも繋がる。
    この映画を通して、多くの若い人に伝承文化を継承することの大切さを理解してもらいたい。

  • 樋口 高顕千代田区長

    木こりの仕事で長く生計を立てている面家さんの生活を通して、それを取り巻く地域のコミュニティの皆さんが厳しい状況に置かれながらも豊かな人生を送る様子をリアルに感じました。

  • 花柳 琴臣日本舞踊家

    四季ごとに表情を変えていく飛騨の山々を眺め、癒されるばかりでしたが、映画を拝見して、その山を舞台に大変なお仕事を黙々とされている姿に強く心を打たれました。

  • 秋山 寿郎建築家(株)環建築設計事務所代表

    木樵の方々の過酷だが生き生きとした生の生活に触れ、木に対する愛情が益々深まる思い。
    一人でも多くの人に見て欲しい

  • 北里 宇一郎脚本家

    昔から監督は「木樵を撮りたい」と言い続けていた。その理由は分からなかった。映画を観た。正月。木樵の面家さんの家に大勢の子どもたち、孫たちが集合する。彼らに囲まれた面家さんはゴッド・ファーザーみたいだ。
    今では失われた大家族の風景。それは面家さんが腕一本で築き上げたものだ。女性の権利が叫ばれている現在、ここには男が男であった時代が残っている。あ、と合点した。少年時代に憧れた風景を、監督は夢見てたのだと